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ExpSS21 実験社会科学の概要
公募研究について
社会科学の成熟に伴い、その理論を社会制度設計に応用する動きが強まっている一方、理論の基底にある様々な前提と現実との乖離可能性の故に、理論の拙速な応用に対する危惧が常に存在する。さらには、社会科学の様々な理論の想定する人間像の妥当性にも疑念が生じている。そこで、理論を現実の人間社会に応用した場合に生じる、様々な予期せざる要因や副作用の可能性を明らかにする一つの有効な手段として、実験研究が要請されている。
本領域では、従来の社会科学実験研究の成果を再検討し、理論と実験に基づく社会制度の設計に対して基礎を与える、社会科学に使用可能な新たな人間性モデルの開発を目指す。制度設計と評価のための実験研究(研究項目A01)と社会科学での使用に耐えうる人間性モデル構築のための実験研究(研究項目B01)を有機的に結合し、社会科学における実験研究の意義と役割をより強化することが本領域の目的である。
このため、「制度設計と評価」のための実験研究(研究項目A01)と、「人間性モデルの構築」のための実験研究(研究項目B01)の2つの研究項目に関する研究を公募する。これまで実験研究に携わった経験のない研究者や、教育学、脳科学、生物学などの分野の研究者の応募も歓迎する。
研究期間は2年間で、1年間の研究は公募の対象としない。単年度当たりの応募金額は200
万円を上限とし、採択目安件数は、概ね5件程度を予定している。
詳しくは以下のページをご覧ください。