Home  >>  ワークショップ

ワークショップ

2008年度 第1回 政治班ワークショップ

日時
2008年11月8日(土) 13:00~15:00程度
場所
東京大学本郷キャンパス法学部4号館4階記念室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_04_j.html
(記念室の電話番号:03-5841-3190)

 

報告概要
 

報告1:

船木由喜彦

Public Goods Game and Endogenous Institution Selection

 

実験参加者たちが互いに報酬を与えられる制度(報酬制度)や懲罰を加えられる制度(懲罰制度)を公共財の自発的供給ゲームに導入した実験の先行研究を概観したのち、報酬制度と懲罰制度のいずれを採用するかを民主制(単純多数決)で決める場合と独裁制で決める場合について比較した実験の結果が報告された。独裁制のほうが公共財への拠出額が大きくなるという結果が得られたことについて、政治学・経済学・ゲーム理論・脳科学などさまざまな視点から議論が交わされた。
 

報告2:

肥前洋一

投票のルールが投票行動に与える影響―実験室実験の結果と計画―

 

住民投票の成立要件として最低投票率が課されたとき投票行動と投票結果がどのように影響されるかを分析する実験の結果が報告されたのち、小選挙区制と中選挙区制における投票方向の差異を比較するパイロット実験の結果と本実験に向けた実験のデザインについて議論が交わされた。

政治班のほぼ全員が出席し、上の2報告に加えて最近のニューロ・ポリティクスの動向や今後の研究会開催について、予定を大幅に超過する4時間の議論が交わされた。
 

 

大阪大学社会経済研究所 西條研究室 Tel:06-6879-8582 Mail:secsaijo@gmail.com