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ワークショップ

2009年度 理論班・集団班合同ワークショップ

日時
2009年12月21日(月)10:00-17:00
場所
東京工業大学田町CIC 7階708号室
参加人数
17人

 

報告概要
 

参加者は、特定領域班員集団班4名および理論班2名、政治班1名、文化班1名、特定領域外の研究者5名、大学院生など4名。計17名。
 午前中は、巌佐による短い挨拶と出席者全員の自己紹介のあと、内藤淳博士(一橋大学)による1時間の報告があり、続いて同じ法哲学分野の井上達夫教授によるコメントが40分、つづいて質疑が40分行われた。とくに法哲学の基礎概念やそのような枠組み研究の狙いなどについて、社会心理学者や進化生物学者との間で活発な議論がなされた。
 昼食休憩のあと午後は、出席者がそれぞれ20分程度、自己紹介をかねて研究の話や最近考えていることを紹介した。社会心理学の実験や進化生物学の理論に加え、政治学、社会ネットワーク、倫理哲学、経済学などさまざまな分野の議論が学べた。これらの一見離れて見える諸分野が互いに強く関連していることを感じることができた。
最後は大学院生や予告なく参加された研究者にも、短いながらも全員に研究の自己紹介をしてもらえたことは、今後の交流のもとになると期待できた。
 会の進行は以下の通りであった。

10:00-11:00 内藤 淳(一橋大学研究員)
      「進化倫理学による規範の根拠付け:事実と規範の不可分」
11:00-11:40 井上達夫(東京大学法学部、理論班)コメント
11:40-12:20 全体討論
12:20-13:20 昼食休憩
  午後は各自の研究を簡単に紹介する
13:20-13:45 亀田達也(北海道大学文学部、集団班班長)
13:45-14:10 増田直紀(東京大学工学部計数工学)
14:10-14:30 肥前洋一(北海道大学経済学部、政治班班長)
14:30-15:05 神信人・松本良恵(淑徳大学、集団班)
15:05−15:15  休憩
15:15-15:40 真島理恵(熊本学園大学)
15:40-16:00 中丸麻由子(東京工業大学、集団班)
16:00-16:00 高橋伸幸・小野田竜一(北海道大学、集団班)
16:15-16:30 巌佐庸(九州大学、理論班班長)
16:30-16:43 清成透子(青山学院大学)
16:43-16:46 島尾堯(東京工業大学)
16:46-16:50 関口卓也(東京工業大学)
16:50-17:15 山岸俊男(北海道大学、文化班班長)
 

 社会心理学における実験的研究と進化シミュレーションによる理論的研究を中心としてさまざまな分野の研究が紹介された。今後の会では1人の時間を長くしてじっくり聞く機会を設けたいとの亀田班長の挨拶で締めくくられた。
(文責、巌佐 庸)


 

大阪大学社会経済研究所 西條研究室 Tel:06-6879-8582 Mail:secsaijo@gmail.com