ワークショップ
2011年度 第1回 意思決定班ワークショップ
9月15日に日本大学文理学部で行われる日本心理学会大会におきまして意思決定班のワークショップを行います。参加のためには学会参加費がかかります。15日15時から17時で場所は336教室になります。場所等につきまして詳しくは下記のURLをご参考にしていただけますと幸甚です。どうか何卒よろしくお願いします。
http://www.wdc-jp.biz/jpa/conf2011/contens/14_k_program/index.html
http://www.wdc-jp.biz/jpa/conf2011_program/program_workshop_list.php
- 日時
- 2011年9月15日(木) 15:00~17:00
- 場所
- 日本大学文理学部
- 報告概要
意思決定過程のマイクロ分析
―ハトからヒトの行動まで―
企画者 早稲田大学 竹村 和久
企画者 慶應義塾大学 坂上 貴之
企画者 京都大学 藤井 聡
司会者 慶應義塾大学 坂上 貴之
話題提供者 東京女学館大学 井垣 竹晴
話題提供者 上智大学 竹澤 正哲
話題提供者 京都大学 藤井 聡
話題提供者 早稲田大学 竹村 和久
このワークショップでは、ハト、ラット、ヒトの選好や選択行動を含めた意思決定過程を微視的に分析して、より単純な行動論的仮定から非常に複雑にみえるヒトの意思決定現象を説明できるかどうかという問題を検討する。まず、井垣竹晴氏は、選択行動をはじめとする行動分析学で蓄積されてきたハトやラットの実験データをもとに、意思決定の微視的分析の展開を述べる。次に、竹澤正哲氏は、ヒトの選択ヒューリティクスのマイクロ・マクロ・ダイナミックスを集団意思決定を例として分析した知見を報告する。竹村和久氏は、ヒトの選好形成過程の眼球運動測定などによる微視的分析を通じて、選好形成と選択の関係がどのようになっているのかについての実験的知見を報告する。最後に、藤井聡氏は、ヒトの選好形成過程の社会実験や社会調査を通じて、選好と社会的意思決定の関係についての知見を報告する。これらの話題提供をもとに、意思決定の微視的過程についての統一的知見が得られるかについての議論を行いたい。