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教授

西條 辰義
(さいじょうたつよし)
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香川大学経済学部卒、Ph.D.(ミネソタ大学(米国))
[近年の研究テーマ]
(1)「日本人は「いじわる」がお好き?!」プロジェクト、
(2) 温暖化対策の制度設計
(3) ニューロソーシャルサイエンスの手法を用いた行動実験
私の研究テーマは「制度のデザイン」です。経済学では、<理論>→<実証>→<理論の改訂>という手法を用いているものの、理論と実証の間に溝があり、この手法が機能していません。とりわけ、新たな制度を設計にする際に、現実的な選択を提供できないのです。これを克服するために、社会科学という狭い範囲にこだわることなく、新たな数理モデルの構築と共に(脳を解析することを含む)被験者実験を用い、使用に耐える制度設計の手法(デザイン・サイエンス)という新たな領域を提案しています。国連の気候変動に関する政府間パネル(気候変動に関する世界の先端研究者の集団)のメンバーとして、温暖化を防止する制度設計にも携わっています。また、日本人がアメリカ人と異なって他人の足をひっぱりがちなのはなぜなのか、というプロジェクトも重要なテーマです。制度のパフォーマンスに影響するからです。

国内では、日本学術会議の連携会員、環境経済・政策学会の理事、市場構造研究所のリサーチ・ディレクター、クライメイト・デザインのコーディネイター、国際学会では、社会選択・厚生学会の理事を勤めています。なお、以下の国際学術雑誌の準編集者としての業務も果たしています。(Economic Bulletin、Experimental Economics、International Economic Review、International Journal of Business and Economics、 Review of Economic Design、Sustainablity Science, & Social Choice and Welfare)。

図
日本人はいじわるがお好き?!
京都議定書などの国際条約への参加ゲームの実験結果です. 不参加は小さい投資数がゼロになります. 2カ国のうち,相手が不参加なら,自己の利得が一番高くなるのは11の投資数を選ぶときですが,南カルフォルニア大学(USC)の被験者のかなりの人々が11を選ぶのに対し,筑波大学の被験者は7を選ぶのです.7だと公共財が少な目にしか供給されません.そのため,参加せずに公共財の便益にただ乗りしようとする相手にダメージをあたえるのです.