新しい実証科学の方法である実験経済学を学習するワークショップです。参加資格は特にありませんが、あえていうなら〈好奇心〉のある方。分野に関しては制限はありません。学部学生、大学院生から研究者まで幅広い方面からの参加を期待しています。なお、本年度は授業としては開講していません.
日時:本年の開催は不定期です.なお,当日の朝10時の時点で大阪地方に何らかの気象警報が出ている場合には中止にします.
場所:大阪大学社会経済研究所
「ネットワーク外部性」や「組み合わせ特性」をもつような財や資源を配分するのに伝統的な市場制度では十分機能しないということがわかってきました.この種の市場の潜在的参加者が余剰を最大限得るためにはどのような市場制度を設計すればよいのかが重要な課題となっています.「スマート・マーケット」という用語はバーノン・スミスが電力やガスなどの原材料をどのようにして運ぶのかに関する実験研究からきています("Cotenancy and competition in an experimental auction market for natural gas pipeline networks,": in Economic Theory in 1994). スマートマーケットに関する理論的研究にはRassenti-Smith-Bulfrin, "A combinatorial auction of airport time slot allocation," in the Bell Journal があります.宇宙空間における財配分の制度設計に関する問題などについては,Banks, Ledyard, and Porter's "Allocating uncertain and unresponsive resources," in the Rand Journal in 1989 の論文があります.日本ではスマート・マーケットに関する研究はほとんどなされていないようですが,今回,香港科学技術大学のPaul Brewer 先生をお招きし,スマート・マーケットに関する連続講義を致します.彼は,スマート・マーケットの分野における若き第一人者です.是非ご参加下さい.
saijo@iser.osaka-u.ac.jp