KSAC PBL プログラム

ナッジ 公共政策

ナッジのビジュアルイメージ

KSAC PBL プログラム

ナッジ公共政策

ナッジのビジュアルイメージ

ナッジを活用して
スマートに社会の課題を解決!

ナッジとは行動経済学の知見から、個人の選択の自由を阻害することなく、各自がより良い選択を行う手助けをする仕組みのことです。このプログラムでは、ナッジ設計過程であるBASICの理解から、実際の社会課題に対してBASICをもとにナッジを構築、さらにその効果検証を行うまでの一連の過程を実体験することができます。

■講師

花木 伸行

花木 伸行

(社会経済研究所 教授)

学術研究では、実験経済学の手法を用いて、「これまで実験・行動経済学がミクロレベルで明らかにしてきた人間の限定合理的な行動のマクロ経済学的な含意は何か?」という問いに応えることを中心に研究を進めています。

大竹 文雄

大竹 文雄

(CiDER 特任教授)

行動経済学の政策への応用研究を中心に研究をしています。具体的には、災害時の避難、風しんの抗体検査受検、感染予防行動、ワクチン接種などを促進するよびかけメッセージの効果検証を行っています。

佐々木 周作

佐々木 周作

(CiDER 特任准教授)

自治体や企業と一緒に社会のなかで実験する「フィールド実験」という手法を使って、金銭寄付や感染対策などの「協力行動」を研究しています。研究仲間・実践仲間を歓迎します。




■「ナッジと公共政策」最終報告会 レポート

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実施期間

2025年6月7日(土)

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概  要

大阪大学吹田キャンパスの感染症総合教育研究拠点にて、2025年度「ナッジと公共政策」最終報告会が実施されました。

最終報告会での集合写真
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第1部 最終報告会

行動経済学の視点から政策課題の解決を考える実践型講義「ナッジと公共政策」では、毎年、自治体から実際の政策課題を授業テーマとして提供いただいています。 2025年度は、全国から6つの政策課題テーマを提供いただきました。

  • 防災研修への参加促進(静岡県浜松市)
  • 寄付の促進(北海道旭川市)
  • 若者の健康的な食事の促進(大阪府)
  • がん検診受診促進(兵庫県尼崎市)
  • SNS投資詐欺対策(大阪府警)
  • 若者の防犯活動への参加促進(京都府警)

当日は、それぞれのテーマに取り組む学生グループが、自治体や教員のアドバイスを受けながら約2ヶ月間取り組んできたナッジと効果検証計画の最終案を発表しました。

最終報告会の様子1
最終報告会の様子2
最終報告会の様子3
最終報告会の様子4
最終報告会の様子5
最終報告会の様子6

自治体からのコメント

  • 今回、提案いただいた視点は自治体では気にしたことがない点であった。提案いただいた内容は実際に活用可能なので、今年度の取り組みにおいて取り入れていきたい。また、他にもたくさんのアイデアも出たので、取り入れることを検討したい。
  • 提案いただいた内容は、若者に対してだけでなく、幅広く展開できるアイデアだと感じた。
  • 最終的に立派にまとめていただいてありがたい。学生の視点を発揮していただいてよかった。
  • さまざまな提案をしてもらったが、警察の制約があったため何度も考え直してもらうこともあり、粘り強く取り組んでもらった。これから実装に向けて取り組んで行きたい。
  • 提案いただいたチラシのキャッチコピーや写真を新鮮に感じた。これまでの取り組みが学生に刺さらないのがわかっただけでも値打ちがあった。また、気づかなかった視点の指摘もあった。前例踏襲の取り組みの多い組織であるが、早速次回から取り入れたい。
自治体からのコメント1
自治体からのコメント2
自治体からのコメント3
自治体からのコメント4
自治体からのコメント5
自治体からのコメント6

ゲストからのコメント

当日は、英国のナッジユニットBehavioural Insights Team (BIT) のSingapore Office よりAlex Clark氏が訪れ、世界各国での取り組みの知見を交えながら、各グループ の学生のアイデアにコメントいただきました。

ゲストからのコメント1
ゲストからのコメント2

自治体への感謝状および副賞の贈呈

本年度、講義のために政策テーマを提供してくださった自治体の皆様に感謝状をお渡ししました。また、行動経済学を政策で活用してくださる方がさらに増えてほしいとの願いから、大竹文雄先生の「経済学者のアタマの中」(ちくまプリマー新書)も合わせて贈呈させていただきました。

自治体への感謝状および副賞の贈呈1
自治体への感謝状および副賞の贈呈2
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第2部 懇親会

感染症総合教育研究拠点の共創スペースにて、学生、自治体、BITからのゲストも交えた懇親会が行われました。40名ほどが参加し、これまでの健闘をお互い労ったり、今後の取り組みについて話し合う姿が見られるなど、行動経済学の政策応用に向けてさらに交流を深めることができました。

懇談会での様子1
懇談会での様子2
懇談会での様子3

参加学生の声

ふきだし
  • ナッジ自体はこれまでに授業で何回か聞いてきましたが、それを実践的に考えるのはすごく面白いと感じました。
  • 各グループの発表を通じて、ナッジで幅広い課題に取り組めることを改めて認識し、ナッジの面白さを実感しました。
  • とても興味深く、沢山の学びのあった7回で、受講して本当に良かったと感じます。現実の問題では、何が行動経済学の出番となる問題なのか見極めるというところから始めなければならないという難しさを感じ、かえって興味深かったです。
  • 他学部の授業であるため不安もあったが、先生方やグループの雰囲気もよく楽しかった。
  • ゲストの方もこられるということで今までの授業とは全然違って受講してよかったと思いました。

無事閉幕した2025年度の講義ですが、参加自治体においては、学生たちのアイデアをもとにした社会実装の取り組みが進行中!その様子はまた追って公開します。 どうぞお楽しみに!