法理学と経済学
規範的「法と経済学」の再定位
常木 淳 (著)

出版:勁草書房
定価:3150円 
ページ数 192頁
ISBN:978-4-326-40246-5 C3032
発行: 2008年6月

法学にとって、経済学に何ができるか。規範的な「法と経済学」研究の可能性を問い、法学研究における経済学の位置を見極める試論。解雇規制や司法の規制緩和を例に。
過剰な期待の時期も感情的な反発の時期も過去のものだとし、より生産的な「法学にとっての経済学の活用」を問う「法と経済学」研究。複雑で微妙なアートの側面をもつ法解釈学方法論・法的思考を、経済学者の立場から視覚化し、法学研究と経済学研究の相互フィードバック関係の確立を訴える。結局、法学にとって、経済学に何ができるのか