International Economic Review (IER) は創刊以来、ペンシルバニア大学と大阪大学の双方に編集室が置かれ、EditorのDirk Krueger (ペンシルバニア大学)、Co-Editorの青柳真樹(大阪大学)のもと、相互の独立と協調のもと運営されています。編集委員のメンバーは、国際的に定評のある幅広い分野の研究者です。
創刊の経緯
IERは1960年に大阪大学の森嶋通夫、ペンシルバニア大学のLawrence R. Kleinの二人によって創刊されました。創刊の目的のひとつは、質の高い経済学学術誌に対する世界的な需要に応えること、もうひとつは、日本の経済学者による研究活動の活性化のため、国内に信頼できる編集室を設立することでした。IERはその創刊当初より数理経済学、理論経済学、計量経済学の分野で影響力のある一連の論文を掲載し、瞬く間に成功を収めました。これらの論文は、現代の古典とも称されています。その後、経済学分野で多くの学術誌が創刊されましたが、IERは一貫して世界トップクラスの経済学学術誌として高く評価されています。