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ワークショップ
2007年度 第5回 文化班ワークショップ
グローバルCOEと共催
- 日時
- 2007年12月20日(木) 10:00-12:00
- 場所
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北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟W408
- 報告概要
高橋泰城(東京大学・21COE「心とことば」ポスドク研究員)
タイトル:時間選好・合理的習慣形成(中毒)・リスク態度の神経経済学
アブストラクト:
標準的な経済学における合理性を保障する①時間選好率の定常性や②期待効用理論に関しては、すでにいくつかの修正理論が提案され、活発な研究分野となっている。一方、経済学における合理的習慣形成理論(合理的中毒理論も含む)の実験的・行動科学的研究これまで十分には行なわれてこなかった。本発表では、非定常な時間選好(双曲割引)・期待効用理論の修正モデルの神経生物学的・進化理論的基盤に関する研究を紹介したあと、合理的習慣形成(中毒)理論の神経薬理学的検証研究計画の紹介を行なう。また社会行動のパラドックスが合理的習慣形成理論によって解決可能かどうか、研究の方向性を少しだけ議論する。
大阪大学社会経済研究所 西條研究室
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