行動経済学の知見は、マーケティングをはじめ、ビジネスにも使えそうだけど、どうやって使ったらいいの?そう思っておられる方は多いのではないでしょうか?
大竹文雄 Fumio Ohtake 大阪大学感染症総合教育研究拠点 特任教授 (常勤)
行動経済学やナッジという言葉を聞く機会が増えているのではないでしょうか。講演では実例を使ってナッジとその作り方について解説していきます。身近なところでも使われているので、どのような作り方をしているか考えてみるのもよいかもしれません。
プロフィール
京都府出身。京都大学経済学部卒業。大阪大学博士(経済学)。大阪大学助手、大阪府立大学講師、大阪大学社会経済研究所教授、大阪大学大学院経済学研究科教授等を経て、2021年から現職。専門は行動経済学・労働経済学。著書に『競争と公平感』『競争社会の歩き方』『経済学は役に立ちますか?』『行動経済学の使い方』『医療現場の行動経済学』『あなたを変える行動経済学』『行動経済学の処方箋』など。
近年の研究テーマは行動経済学の政策応用で、医療、教育、労働、防災、防犯、など様々な分野での政策応用を研究しています。
最近は忙しすぎるので、気候の良いうちにサイクリングに出かけるようにしています。
室岡健志 Takeshi Murooka 大阪大学大学院国際公共政策研究科 准教授
プロフィール
新潟県出身。筑波大学社会学類卒業、東京大学修士(経済学)、米カリフォルニア大学バークレー校博士(経済学)。独ミュンヘン大学等を経て、2017年から現職。専門は行動経済学、産業組織論、ミクロ経済理論。「行動経済学を組み入れた市場分析およびその競争政策・消費者保護政策への応用」により令和3年度日本学術振興会賞を受賞。著書に『行動経済学』(日本評論社)など。
近年の研究テーマは、行動経済学的な要素を取り入れたゲーム理論・市場デザイン等。
最近の悩み事はダイエット。1年で5キロ減らしましたが、ここ半年はほぼ停滞しています(一時期3キロ近くリバウンドしました)。
安田 洋祐 Yosuke Yasuda 大阪大学大学院経済学研究科 教授
あなたの組織がブラックな状態に陥ってしまうのは、メンバーが非合理だからではなく、むしろ合理的だからかもしれません。一人ひとりが努力しても抜け出すことができないブラック均衡の罠。そのカラクリとそこから抜け出すための方法を、行動経済学をヒントに一緒に考えましょう!
プロフィール
東京都出身。東京大学経済学部卒業。米プリンストン大学Ph.D.(経済学)。政策研究大学院大学助教授、大阪大学准教授を経て、2022年7月より現職。専門はゲーム理論、マーケットデザイン、産業組織論。著書に『学校選択制のデザイン ゲーム理論アプローチ』(編著)、『そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。』(共著)、『オークション・デザイン ものの値段はこう決める』(監修)など。
近年の研究テーマは、大学入試のマッチング理論分析、リニエンシー制度と談合の動学ゲーム理論分析。
最近の一番の悩み事は、そろそろPlayStation5を買うべきか否か。シンポジウムまでに買ってしまっているかもしれません(笑)
花木 伸行 Nobuyuki Hanaki 大阪大学社会経済研究所 教授、行動経済学センター長
プロフィール
大阪府出身。筑波大学国際関係学類卒業。米国コロンビア大学大学院修了。博士号(経済学)。2003年筑波大学専任 講師、仏エクス-マルセイユ大学教授、仏ニース大学教授等を経て2019年より現職。2020年4月から行動経済学研究セ ンター長を務める。専門は、実験・行動経済学。近年は、学術研究に加えて、社会貢献活動にも積極的に取り組む。 フランス在住時には当たり前だった長期休暇取得を日本でどのように行うか思案中です。